こんにちは。
顔と内臓には深い関係があると以前お伝えしましたが、今日は一つ例をあげますね。
例えば肝臓に重い疾患がある人は、肌の表面につやがなく灰色がかった沈んだ色をしています。
軽度の人はぱっと見は普通ですが、よく見ると目の両端が赤くなっていたり、
目じりの下にシミがあったり、目がかゆかったりします。
なぜ、目に出るかというと、目と肝臓は関係が深いからです。
貧血で目の部分が白くなったり、肝炎の場合に白目が黄色くなったりするののも、肝臓の働きが弱くなっているからです。
さらに中医学では、肝臓は季節でいうと「春」、感情は「怒」、色は「青・緑」、味は「酸」、
「目」だけでなく「胆(胆臓)」筋肉や気の流れなどとも深く関わりがあるといわれてます。
肝臓がいちばん悪くなりやすい時期な「春」ですから、肝臓が弱っている人は、春は余計に悪くなりがち。
「緑」のものを多めに食べて、「酸」が強い味付けを控え、
歓送迎会が多い季節ですがアルコールも控えめにしてくださいね。
反対に肝臓に問題がない人は、春には少し「酸」味があるものを食べてください。
肝臓が悪い人は怒りっぽくなりがちで、また怒ると余計に肝臓が悪くなります。
同じように「酸」味は、気血のめぐりを良くするので自律神経や骨や筋肉の緊張緩和には良いですが、
とりすぎると肝を傷つけ「イライラ」「怒り」「精神不安定」…といった症状も出てきます。
酸っぱいものって、たまに無性に食べたくなりますが、きっとカラダが求めているのでしょうね。
ストレスがたまりやすいこの時期、うまくカラダの声を聞いて、取り入れていきましょうね。