体にあったお茶選び

こんには。

以前、食べ物の性質について触れましたが、今日はお茶についてです。

日本茶に煎茶、番茶、ほうじ茶、玄米茶、玉露、抹茶などがあり蒸して作った緑茶が主流ですが

中国茶は基本的に発酵の仕方と程度で色が緑茶、青茶、紅茶、白茶、黄茶、黒茶の6種に分かれ、

そこに花茶が入り7種となります。

 

中医学理論によると食物の性質に四気五味というものがあります。

四気は寒、熱、温、涼

という、体に生じた反応の性質のことです。

寒性と涼性のものは温熱性の、熱性と温性のものは寒冷性の症状と体質を改善してくれます。

そのほか、どちらにも偏っていない平性もあります。

五味は基本的に酸、苦、甘、辛、鹹(しょっぱい)

という味覚以外に、食物が持つ作用を指します。

お茶の四気五味は、

一般的に、

  • 緑茶は涼性、
  • 紅茶、黒茶は温性、
  • 青茶、白茶、黄茶は平性

になります。

お茶の苦味の多いほうは涼性、少ないまたは甘いほうは温性である場合が多いです。

 

お茶の性味・作用により、おおまかに分けて

  • 春には花茶、
  • 夏には緑茶、
  • 秋には青茶、白茶、黄茶、
  • 冬には紅茶、黒茶

がおすすめです。

 

性味の観点から人気のあるお茶を見てみましょう。

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緑茶

性味:涼、苦甘

効能:不発酵茶の緑茶は、抗菌。胃腸を整えるといわれてます。

涼性で清熱作用がありますので、冷え症の方は飲みすぎしないように気をつけたほうがいいかもしれませんが、夏の時季や、常に熱く感じる方等にはびったりです。

 

 

紅茶

性味:温、甘

効能:紅茶は発酵茶。温性で作用が穏やかですので胃の弱い方でも飲めます。全身を温める作用もあります。

 

ウーロン茶

性味;平、甘

効能:青茶の中でもっとも有名な品種です。

半発酵茶になります。

昔から渇きをとるほか、消化不良、酒酔い、口臭に効果があると言われましたが、最近は代謝促進、血中脂質の降下、ダイエット、美容、老化防止、神経衰弱改善などの効果があるといわれてますね。

ウーロン茶は平性で胃に刺激が少なくほとんどの方が楽しめますね。

 

プーアール茶

性味;温、苦

効能:黒茶の代表。プーアール茶は脂質代謝の改善ができ、肥満、高脂血症、高血圧などの生活習慣病にも役に立つと言われていますね。

 

ジャスミン

性味:温、辛甘

効能:花茶の代表。気の流れを良くし、ストレス、抑鬱など緩和するといわれてます。

 

 

 

 

いわゆる一般的なお茶ではないですが、

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先日行った台湾の龍山寺近くには「青草」と書いた薬草店が集中してます。

 

 

 

 

 

 

 

yakusoucha軒先には「青草茶」というほてりをしずめる台湾ハーブ茶の屋台もあり、フレッシュな薬草ハーブティがその場で飲めます。

 

 

 

 

 

 

苦い物が多いですが、地元の方のようにぐい~っと一杯飲むと、即効で喉の渇きを癒してくれて、体の中からデトックスしてくれる感じがします。